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用意するもの
GlobalPerpBot はあなたの PC で動く自己ホスト型ツールです。どこかに登録したり、資金や鍵を預けたりする必要はありません。
- Windows PC、または Mac(Apple シリコン・β)(常時起動できると理想的ですが、まずは普段の PC で大丈夫です)
- インターネット接続(初回セットアップのときだけ必要)。Python や uv を自分で入れる必要はありません——初回起動時に自動で用意されます。
- GlobalPerpBot の zip — ご購入後、納品メールでお送りします(zip と、その SHA-256 という長い文字列)。同梱の manual_windows.html / manual_mac.html が、この先の全手順を図つきで説明します(お使いの OS 用の1冊を開いてください)。
置き場所には鉄則があります。OneDrive・Dropbox・Google ドライブ・iCloud の中には置かないでください。このソフトは取引の記録を1つのデータベースファイルに書き続けます。同期ソフトは書き込み中のファイルを勝手にコピーしたり掴んだままにしたりするため、記録がちぎれることがあります。記録が壊れると Bot は安全のため停止します。
Windows は C:\GlobalPerpBot のようなドライブ直下に近い短い場所へ(パスが 260 文字を超えると動きません)。Mac はホームフォルダ直下 ~/GlobalPerpBot へ。Windows 11 の「デスクトップ」「ドキュメント」は既定で OneDrive に同期されていることがあります——この2か所は避けてください。
鍵は最後まで一切預けません。これから行うのは「発注しない DryRun(ドライラン)」です。取引の練習走行だと思ってください。実際に注文を出す設定は、後半の停止ゲートを越えてからでないと有効になりません。
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受け取り確認 → 解凍 → 初回セットアップ(自動)
① 届いた zip が本物かを確認します。納品メールには zip と SHA-256 という長い文字列が書かれています。ファイルの「指紋」で、1文字でも違えば別物です。次のコマンドで表示された値が、メールの値と同じであることを目で確認してください。
# Windows(PowerShell)
Get-FileHash "ファイルの場所\GlobalPerpBot-〇〇.zip" -Algorithm SHA256
# Mac(ターミナル)
shasum -a 256 "ファイルの場所/GlobalPerpBot-〇〇.zip"
② 解凍します。Windows は zip を右クリック →「プロパティ」に [ブロックの解除] があればチェックして[OK]し、すべて展開(この印は、ネットから入手したファイルに Windows が付ける安全確認です)。Mac は zip をダブルクリックするだけです。展開先は、前の章の「置き場所の鉄則」に従ってください——クラウド同期フォルダーの中は避けます。
③ 起動します。解凍したフォルダーの中の GlobalPerpBot.bat(Mac は GlobalPerpBot.command)をダブルクリックするだけです。初回だけ、必要な環境(uv とマネージド Python、部品一式)を自動でインストールします。Python を自分で入れる必要はありません。インターネット接続が必要で、英語のメッセージが 5〜15分流れます。そのままお待ちください。
OS の警告が出たら: Windows で「WindowsによってPCが保護されました」と表示されたら、[詳細情報]→[実行]の順に押してください。Mac で「開けません」と出たら、ファイルを右クリック →[開く]から起動してください(どちらも発行元が未署名のために出るもので、この操作で PC の設定は変わりません)。
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起動する(ダブルクリック)
本体フォルダーの中の GlobalPerpBot.bat(Mac は GlobalPerpBot.command)をダブルクリックします。これが専用の環境を自動で用意し、メニューを表示します。画面には次の日本語メニューが並びます(実物と同じ表記です)。
まずは 1 を押して 初期設定から始めます。質問に答えるだけで、正しい書式の設定ファイルが自動で作られます(キーは一切聞かれません)。
初回だけ待ちます: 最初の起動で必要な部品を自動ダウンロードするため、英語のメッセージが 5〜15分流れます(回線の速さによります)。2回目以降はすぐ立ち上がります。
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モックで動作確認(安全・ネット接続なし)
メニューで 2(モックDryRun)を選びます。これはネットにも取引所にも一切つながりません。あらかじめ用意された模擬データで、シグナル→判断→(もし本番なら)発注、という一連の流れを画面に表示します。
「どんな判断をどう記録するのか」を、リスクゼロで体感するためのステップです。最後に ✔ モック DryRun 成功 と「次のステップ」が表示されれば、土台は正常です。
ここまでは完全に安全です。お金も鍵もアドレスも不要。まずはこの画面が動くことをゴールにしてください。
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追う相手と自分の口座を設定
実データで試す前に、2種類のアドレスを決めます。もう一度メニューの 1(初期設定)を選ぶと「.env は既に存在します。上書きしますか?」と聞かれるので y で進み、「ライブ DryRun」を選ぶと順番に質問されます。
- リーダー(LEADER_ADDRESS) — 取引をまねたい相手の Smart Wallet アドレス(0x…)。Hyperliquid 上で取引履歴が公開されているウォレットです。候補の探し方は次の段落を参照してください。
- フォロワー(FOLLOWER_ADDRESSES) — あなた自身の各取引所の口座アドレス(公開アドレスであって、鍵ではありません)。資金が入っている、ふだん使うウォレットのアドレスです — 取引所で作った委任鍵(Hyperliquid では API Wallet)自身のアドレスではありません。DryRun では読み取り専用で、注文は出しません。
セルフリーダーという使い方もあります。セットアップで「自分の別ウォレットをリーダーにする」を選ぶと、あなた自身の Hyperliquid ウォレットがリーダーになり、あなたの裁量取引がそのまま他の対応 DEX へミラーされます。この場合 Hyperliquid はシグナル源となるため、執行先からは自動で除外されます(自己ループ防止)。他人のリーダーを探す必要はありません。
入力したアドレスは 0x + 40桁 の形式かをその場で検証します。書式が違えば、その場で入れ直しを促します。途中で聞かれる Discord Webhook(任意)は、停止(SAFE_HALT)などの重要通知を受け取るためのものです——DryRun の段階では空 Enter でスキップして構いません。
7(ダッシュボード)はブラウザで開く画面で、5つのタブがあります——成績・建玉(いまの持ち高と損益)/稼働と安全(動いているか・異常が出ていないか)/うごきの理由(なぜその注文を出した・出さなかったのか)/候補 SmartWallet(追う相手を調べる)/セットアップ(取引所の選択・鍵の登録・本番への切り替え)。この画面は 127.0.0.1——あなたのパソコンの中だけで開き、同じネットワークの別の端末からは開けません。
候補を探して比べる作業は、「候補 SmartWallet」タブが一番簡単です。同梱の候補リストがそのまま並び、各ウォレットの7日・30日・90日・180日の成績を横に並べて比較できます。タブ最下部の「候補を増やす」では、Hyperliquid が公開しているランキング(約4万件・鍵不要)から新しい候補を検索したり、気になるアドレスを直接追加したりできます——ターミナル操作は不要です。各ウォレットのカードを開くと、勝率・PF・銘柄別内訳に加えて「取引の傾向」(平均利益/平均損失・最大の1決済損失・連続プラス/マイナス・約定金額・手数料合計・保有時間の割合)が見られます。
ターミナルで済ませたい場合は、同梱の analyze-wallets が候補ウォレットの公開取引履歴を自動で取得し、同じ中立統計を一覧+詳細表示します(鍵不要・読み取り専用)。候補アドレスを1行1件のテキストにして渡すだけです:
uv run python -m mirror_hl.app analyze-wallets candidates.txt --html report.html
candidates.txt は 1行1アドレス(# でコメント可)。--html を付けると、同じ内容を見やすい HTML レポートにも書き出します。ダッシュボードと同じ公開ランキング検索は discover-wallets --out candidates.txt でも実行できます。決済履歴を自分で用意済みなら score-wallets candidates.json でも同じ評価が出せます。
リーダー選びは自己責任です。これらの統計はすべて「過去のデータの提示」であって、特定ウォレットの推奨ではありません。過去の成績は将来の結果を示しません。並び順・順位は判断材料であり推奨ではありません。
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ライブ DryRun と、その見方
メニューの 3(ライブDryRun)で、実際のリーダーのデータに接続します。発注は一切しません——判断だけを記録します。しばらく(できれば24時間以上)動かしてから、別ウィンドウの 4(稼働状況)で健全性を確認します。
- 停止(HALT) が「なし」か(安全装置が作動していないか)
- 最終WS受信 が新しいか(リーダーのデータを受け取れているか)
- 予算判定 が ✓予算内 か(検知→送信・検知→約定の中央値が基準以内か。まだ計測できていない項目は「未計測」と表示されます——未計測は合格ではありません)
十分に走らせたら、メニューの 6(レポート)で判定レポートを出します。これが次の段階へ進んでよいかの関門(ゲート)です。本番(実発注)へは、いきなりは進めない設計です。
DryRun(24h+) → [6] 判定レポート → testnet → 少額 → 段階増額
実発注は停止ゲートの先です。実際に注文を出す MODE=live は、上のラダーを人の目で確認してから、あなたが自分で切り替えたときだけ有効になります。ウィザードやランチャーが勝手に本番化することはありません。
切り替えの操作は、7(ダッシュボード)の「セットアップ」タブで完結します——①使う取引所を選ぶ → ②追う相手と自分の口座と運用資金 → ③取引専用の委任鍵の登録 → ④監査鍵の作成 → ⑤設定内容の承認と本番モードへの切り替え、の5段です。1トレードの大きさと安全上限は②の運用資金から自動で決まるので、ご自分で計算する必要はありません。入力した委任鍵はこの端末の OS の保管庫(Windows は資格情報マネージャー、Mac はキーチェーン)に入り、.env などのファイルにも外部にも保存されません。取引所で発行した取引専用の委任鍵だけを入れてください——口座のメインウォレットの鍵は登録できない作りになっています。
設定は Bot を起動し直したときに反映されます。停止と起動は「稼働と安全」タブから行えます(メニューの 3 からでも起動できます)。停止はお願いするだけで、動いている Bot を強制的に終わらせることはしません——約定の確定と記録の書き出しを終えてから止まります。
なお本番運用では、安全停止(SAFE_HALT)からの復帰など一部の操作だけ、説明書に載っている 1 行をコピーして貼り付けます。止まったままにしておくのは安全な状態なので、あわてて操作する必要はありません。コマンドを覚える必要もありません。
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用語ミニ辞典
- DryRun(ドライラン)
- 全体の流れを実行しつつ、注文だけは出さない「練習走行」。安全に挙動を確かめられます。
- MOCK_MODE
- DryRun のうち、ネット接続すらしない完全オフラインの模擬モード。動作確認の最初の一歩。
- LEADER_ADDRESS
- まねたい相手の Smart Wallet アドレス(0x…)。
- FOLLOWER_ADDRESSES
- あなた自身の各取引所の口座アドレス(資金がある口座。委任鍵/API Wallet 自身のアドレスではありません)。DryRun では読み取り専用。
- SAFE_HALT
- 異常時に自動で止まる安全装置。ファイルとして残り、勝手には再開しません。解除は人間だけ。
- latency(レイテンシ)
- 検知から送信・約定までにかかった時間。p50 は中央値(真ん中の値)。
- 非カストディ
- ツールに出金の権限を渡さない構造。保持するのは取引専用の委任鍵だけで、資金は常にあなたの口座にあります。
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困ったとき
うまくいかないときは、メニューの 5(環境診断)を実行してください。チェック項目ごとに ✓ / ✗ が並び、✗ には具体的な直し方(FIX 行)が添えられます。表示された FIX の通りに直せば、たいていの問題は自分で解決できます。
- 「.env missing」 と出たら → メニューの 1(初期設定)を実行。
- 「UV_PROJECT_ENVIRONMENT UNSET」 と出たら → PowerShell やターミナルから直接ではなく、GlobalPerpBot.bat(Mac は GlobalPerpBot.command)から起動してください(環境変数を自動で設定します)。
- 「DB unreachable ... already open」 と出たら → 別のウィンドウで動いている GlobalPerpBot を閉じてから、もう一度。